袰川はやと





長女のルンルンちゃん
  “袰川(イヤガワ)はやと”です。1歳になりました。
僕は袰川家の3番目の子です。
長女は“ルンルン”。ルンルンちゃんは人懐こく、甘えん坊だったそうで、皆に可愛がられながら16歳半で天寿を全うして天国に召されたそうです。
亡くなった時、お母さんは家に帰ると毎日泣いていたらしい。ルンルンちゃんはお寺の動物の納骨堂に安置され、お父さんとお母さんは「親のお墓参りにも毎週は行かないのに」と云いながら、毎日曜日にお墓参りに行っていたそうです。
いつものように日曜日にお墓参りをして2~3日経ったある日、突然お寺さんから納骨堂が火事になったと連絡があって、飛んで行ったらルンルン姉さんはすすだらけになりながらも、幸いにも助かった(?)んだって。
それからは家に連れて帰って、我家のリビングにずーといます。


お母さんは「二度とこんな思いはしたくない」と云っていたのに、5年経ったある日、突然お父さんが次女の“くり”ちゃんを連れて帰って来たそうです。
お父さん曰く「目が合ったら、連れて行ってと云うんだよ」。
くりちゃんも人懐こくて、おとなしく、女の子らしい素直な子だったんだって。
いつも二人は「“はやと”は“ルンルン”や“くり”とは大違い! 男の子は乱暴だね」と云っている。

ルンルンちゃんもくりちゃんも、身体は黒で手足の先だけ白くて、皆に靴下をはいているみたいだね、って云われていたらしい。
くりちゃんは胸もハート型に白くなっていたそうで、お父さんとお母さんは幸せに長生きしてくれると良いね、と話していたのに一昨年の3月31日に10歳で脳腫瘍で亡くなってしまったそうです。
今は、くりちゃんもルンルンちゃんと一緒にリビングにいますよ。
   

次女のくりちゃん



 
家に来たころのはやと

  くりちゃんはまだ10歳だったので、お父さんは「もう二度とこんな思いはしたくない」と云っていたのに、一周忌の法要を済ませた2ヶ月後に、また突然僕を家に連れて帰ったそうです。
僕がもうすぐ5ヶ月になってしまうので「もし処分されたら可愛そう」とか云っていたな~。

ルンルンとくりちゃんは、出掛ける前に「待っててね」と云うと「は~い」と云って大人しくお留守番をして、帰宅をすると飛び跳ねて喜こんだんだって。
お母さんは、どんなに遅くなっても、飲んで帰っても、いつ何時でも飛び跳ねて喜んでくれる姉たちを見て「世の奥様たちも旦那様にそうであれば、さぞ可愛いいんだろうな~」と思ったそうですが、現実はそうはいかないらしいですね。

僕はひとりでお留守番をさせられたら怒っちゃうよ。帰ってきたら「何していたんだよー。寂しかったよー」と体当たりしちゃうんだ。
で「やっぱり、女の子とは大違い」って云われちゃう。



僕のお散歩コースに小川が流れていて、僕も河原デビューして夕方集まってくるお友達と遊んでいるんだ。
この間、“そら”君とプロレスごっこをしていたら、川に落っこちちゃた!
お母さんがビックリして引き上げてくれたんだけど、僕なんか「へっちゃらだい」。
お友達と遊ぶのは楽しいんだもの、大好きさ!
水遊びも面白いけど、雪遊びも楽しかったよ。2月に雪がすっごく降ったとき、お姉さん達は少しの雨でも外に出るのを嫌がったらしいけど、僕は雪が大~い好きになりました。深い雪の中をはしゃぎまくってウサギさんになった気分!お母さんは、お父さんに「♪♪いぬは喜び庭駆け回り~♪♪って本当なんだ~って初めて判った!」って云っていた。
お母さんは体育会系なので、お散歩の時僕がダッシュしても負けずにかけっこするけど、お父さんはあんまり体力がないので、僕はちゃんとついて歩くよ。
まだ子供だって云われるけど、結構気を使っているんだ。
 


そら君とプロレスごっこ 


 

お姉さんたちは美人だったけど、僕は馬づらだって…。
失礼しちゃうけど、手足は長いって言われるんだ
  なのに、あまり乱暴だから今のうちに…と思ったらしく、この前トレーナーさんが家にやって来た!
トレーニング用の首輪も付けられたけど僕は「へっちゃらだい」。
トレーナーさんが、外出しても後追いをしないようにって云って、皆でだまって家を出て行ったので、寂しくなってウォ~ンと叫んだんだ。
そしたら、アレッ! テーブルの上にパンを見つけちゃった。
“シメシメ”と食べていたら「どーりでいつものように吠えないと思った」と云いながら帰ってきた!
油断は禁物だね。

僕はこれからもお父さん・お母さんと仲良く、そして何があっても「へっきだい!」で乗り切ってゆこうと思います。
皆さんも健康で楽しい毎日をお過ごしください。

                     (文責 袰川はやと)








 


やんちゃ盛りのはやと
 


酉の市にて
僕だってきれいなおねーちゃんは大好きです
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